Step1第5回 コミュニティビジネスカレッジ議事録


1部:講演「コミュニティビジネスは教育機能がサービスの質を高める」
講師:(株)ハーティーケア 取締役 総括マネージャー 黒木


金子:
時間になったのではじめます。よろしくお願いします。
司会の金子です。コミュニティビジネスカレッジ、
今日は第5回目。今日は公開講座いつもの受講生以外の
かたがたも受けています。今日は違う気分でお願います。
内容は、1部、2部、3部と分けています。
1部は講演。2部はパネルディスカッション。3部は全国各地5箇所とつなげて
早速、第1部を始めます福岡からきていただきました、ハーティケアの
取締役総括マネージャーの黒木さんです。
福岡の介護会社のマネージャーをされていらっしゃいます。
よろしくお願いします。

黒木:
こんにちは。今日は福岡から新幹線レールスターで来た。
台風で大丈夫かなと思ったけど、汽車は動いていた。
でも、満席で立って、お盆で規制で、予測なく動くとこういう目にあうんだなと。
今日お話をすることが「コミュニティビジネスは教育サービスがサービスの質を高める」
ということで、私たちの会社の話をしながら
そのテーマで話をしたいと思います。
私たちの会社は訪問介護をやっております。
社長は、片岡勝さん。その縁で今日話をすることになりました。
うちの会社の成り立ちについてですが、片岡さんは2代目の社長です。
1人目の社長は去年亡くなりました。丁度私が介護制度がはじまる前に、平成11年に
介護の会社をやりたいということで相談をうけて、全体の業務を負うというかたちで
立ち上げました。前の社長は人材派遣をされていたのです。
それが全国的規模でやっていたんです。そこで、人材派遣会社が地域に根ざした形で残っていくのが
が生き残りにくい時代になった、そこで社長が自分自身体が悪くて社長は介護の会社をしたいと思った。
それでどんな会社にしたいですか?と聞いたところ、「福岡で一番いい介護の会社をしたいと」思う場合、
一番いいというのはどういうことですか、と聞きました。
事業書がたくさんとかヘルパーさんが「おいとか
いろいろtあるのですが、そこでなにが一番いいのかというのを聞いたのです。
それで、竹下社長は、事業展開について最初に確認すると「質のいい会社」なんですって。
質のいい介護の会社をしたいという話だった、質のいい会社は儲かりませんよ、と私は言いました。当時
厚生省とか、介護関係。当時は20兆産業だとか言われていたけど、
しかしこちらの立場から考えるとそんなに儲かるはずはないと、現場の人は思っていた。
どんなに私ががんばっても、8%以上の利益は上げられませんよと言いました。

それでもいいから、とてもいい質のものをと言われたのです。
介護というのは、変化するものではないという考えからをお持ちで、
地域にあったサービスが必要だと思う。
福岡にあうのを。介護会社は全国展開するものではない
福岡にあう会社をというので。
そこで、私が社長の望む質のいい会社を作るためのスタッフを集めた。
社長が面接したスタッフと、私が知っているいい人材と
両方でスタッフを集めたが、
社長が面接したスタッフは、2週間でやめた。
私の場合はいい人材を引き抜いてきたのですが、4人で準備をしました。
その間、全く収入はなかった。介護保険が4月から始まるので
それまで仕事がない。
赤字ばかりたまっていた。
準備をしたりするけど、お金がどんどんたまっていて、
赤字がどんどんのぼっていく。
介護保険が始まったらなんとかなるだろうとおもったけど。教育はするけど、
実際のげんばがないので、試すことが出来ない。
8月から立ち上げた会社に行政委託はない。
本当に仕事がなくて、ありとあらゆることをしてみた。ポスティングをしたり
チラシをいれたり。でも、すればするほど赤字がかさむ。

そうすると、役員会ですごく議論になる。けんかになる。こんなはずじゃないとか、
こうやったらどうか、とか。狭い場所ですから、
採用したスタッフの後ろでその役員会をする。いい会社をつくりたいというので
来たのですが、でも、そういうお金の話を後ろでやられると、やる気がなくなる
介護は最初からもうからないと言ったじゃないですかと私はいいました。

そうして、役員報酬は最初はないと言いました。
とにかく3年間一切出さない。
それに関して理解をしていただきまして、
それでなければ私は引き受けないといいました。
そこで、私はいいきったものだから、私も必死。
人脈があったので、年明けごろから、直接依頼が来るようになった。
知り合いの先生が協力をしてくれて、保険外、制度外で
丸一日、一緒にいてくれたらいいよとか、そういう依頼がこつこつと
入ってきました。
そういう方は非常に難易度が高い、医療依存度が高い。
痴呆の重度な方とか。24時間付き添いとか。

そこで、あら、と思った。こういう人たちは、お金を払ってでも、
介護をしてほしいと思っていると。従来は、家政婦さんがやっていた。
その場合は24時間ついても1万2千円ぐらい。
うちの会社では本当はあわなかあったのですが、
勉強なんでというのでやりました。
1万2千円ではできないが
トレーニングもかねて行いました。

介護保険が始まると一緒にスタートになりました。

でも、なんと利用者がいなかった。
3月28日まで来なかったのです。
大手のコムスンとか、ばんばん宣伝をかけていたり、
医師会が訪問介護ステーションなどやっておりました。
第3セクターも。
本当にスタッフがみんなで分かれて営業に行って、
最後には取りこぼしという感じで、
調整ができないからお願いしますという形で入ってきて、
4月1日、利用者が30名でスタートしました。
常勤が4名残り8名が登録さんという形。

質のいい会社というときに、質ってなんなんだろうと考えた。
みなさんはサービスの質って、なんだと思いますか?

受講生:
難しいテーマですね。

黒木:
そうなんです。とても難しいんです。このテーマ難しいのです。
サービスは人がするもの。
介護サービスの質は、普通のサービスとは違う質が求められる。
顧客が求めているものを求めているように提供すれば、質がいいという
評価が返ってくるんだろうと。
顧客満足ですよね。CS。
顧客満足を達成すれば、評価はよくなる

昔はものがよければ売れていた。でも、成熟社会は必要がなければものは売れない。
成熟社会を決定するのは、心とそれに伴う心地よさ。ものを買うための心いよさ。

そういうものに変わってきている
食事にしても、ただ安くておなかがいっぱいになるだけでなく、
従業員の接遇なども含めて。
高い技術に対してお金を払っても惜しくないと思われると思いますが。

介護の場合、値段はどこでも一緒。
質のいいのもというので、利用者が求めるサービスをすれは
質がいいのかというので今でも悩んで今います。

保険で
福岡市の医師会の先生が
訪問介護の視点から変えてほしいと
非常に利用者が変わった。
満足されたのだが、選ぶ時代になったので、自分にとってよりよいというものを選ぶようになった。
では自分にとってよりよいものは、どんなものなのか。自分の思うとおりに。
たとえば、介護保険では生活援助は1時間は2300円
それが、1割負担なら230円で使える。
そうすると、家政婦さんを雇ったつもりになってしまうのです。

昨日苦情が来た。ヘルパーさんが掃除に来てくれるのですが、
トイレの裏がきたないとか、網戸が汚いとか。
掃除がきちんとできていないと、クレームが来る。
その方は元気なので重たいものをてつだってくれるとか
そういうので、やってくださいというのでケアマネージャーさんからは
来ていたので、そういうところは、取り込んでいなかった。
他の事業所はやってくれていると。介護保険で許されているのは、
普通の日常生活を支える部分しかだめだとなっている。しかし
利用者は、もっともっともっとして、という方が非常に多い。
直接契約でするのにはいやではないのですが、9割を保険でまかなっている
ということだと、大方のみなさまは、そういうために自分の保険料を
払いたくないのだろうと思われるのではないかと共に、
介護保険を利用している以上、だめなことはできないというので、
それをいうとあそこは質が悪いと言われる。

3年間でわかったことは、在宅生活を支えるためには
何もかもするというのはいけないということでした。
最初の頃、本当にいろいろしてあげたくて、掃除、栄養のこと、調理のこと。
栄養士、調理師でヘルパー資格を持っている人がいるのですが、
調理を変わってしてあげると、本人はものすごく能力を失うスピードが速くなる。家事は
いったんしなくなると、半年後にはもう出来なくなってしまう。
これはまずい、ということで、その人が自分の出来る力をできるだけ残してあげる。
そのためには全部してあげるのは介護の本質ではない。
自立支援を介護するのが理念として考えておりますので、
この人はどこまでできる、どういうふうにサポートしたらいいのかというのを
それを技術研修で特化した。
今、うちには利用者が200-300人くらいいる。
今、福岡には事業所が180くらいある。
でも、50人以上利用者があるのは18くらい。
大手で大きくやっていたところ、うちみたいに
細々とやってきたとろと3つぐらいに分かれていました。

本当に、おかげさまで評判がよかったので、去年、黒字転換するようになった。
利用者の180名くらい、2年間でぽんと増えて、福岡でも珍しい事業所だと。
どうしてうまく言ったかと、それにはサービスの質についてこだわったからだろうと。
なにがサービスの質なのか。それは専門性。ナンバーワンではなく、オンリーワン
を目指そうというので考えて、それが生き残れた理由だと思うのです。
それは、ケアが難しいといわれている利用者に、たとえば、痴呆の独居老人。
がんの末期、ターミナルケア。精神疾患、分裂病、
介護保険なんていらないといって、絶対にサービスを入れようとしない人たち。
そういう人たちから対応が適切だという評判をいただいて
それを積み重ねてきた。それでひろがっていった
しかし、それを最初から狙っていったわけではない
痴呆で暴力行動のある老人。それに対して徹底的に考え、動いてそれを
マニュアル化しました。スタッフ全員をそれができるように訓練した。
それで専門性がつくっていけることができた。
うちの会社は専門性の質にこだわった。

だけど、違うスタイルの事業所もある。
たとえば利用者のいう通りにやってあげることが介護だとか、
家族のように与えるのが会社ですとか、いうのでしましたが、
あるケアマネージャーがうちにある会社があるけど、
何にもしてくれない、困る。毎日3時間入っているのですが、掃除と洗濯、
調理、入浴とあるけどはいっているのですが1ヶ月はお話だけ。ヘルパーが
何かをしようとしたら怒られる。

ヘルパーさんとケアマネージャーが困る。
介護保険は目的があって行うこと。
このままでは困るからどうにかしないといけないというので。
利用者が納得しないのですが。

時間をかけて、達成できるように設計して。
うちはしごとしかせんで、話はしてくれないというので。
利用者はぜんぜん話し相手になってくれないという不評を買っている。
もうひとつの会社は、そのようにおおきく広げている。
それが私たちの会社の形ですと言われていました。

それもある意味での質かもしれないなと思うときがある。
うちの目指した会社の者ではないのですが、営業的にも経営的にもうまくなりたっている

だから、介護サービスの質は何かと言われたら、100人いたら100通りあるんだろうと思う。
ということは、これがくせもの。従業員も45人いたら45人、違う考え方をしている。
その可能性はとっても高い。人材育成をするために、という2番目の話になるが
最初は4人くらいでスタートした会社だったのですが、
あっというまに45人にふくれて、走り続けていたので、伝わっていたことが伝わっていない
目指していたことに向かっていたのに、向かっていない、。それに旗と気づくのですが、
仕事が忙しいので走り続けていた。そういうことでトラブルが起きてきた。

人材って、どういう字を書くと思いますか?
人材
人在
人財
もうひとつある
「人罪」

人というのは非常に難しい。介護は、商品は何かと言われたら
ヘルパーさん。その人の持っている技術や知識だけでなくそれ全てが商品になる。
やはり、これ全部がどこの会社にもある。
人在ー人員数を満たすだけ
人罪ー役に立たないとかだけでなくて、害になることもある
人材ー才知のある人物、役に立つ人物

これは、本人のもっているもともとのものだと思いますか?
こういうのっていうのは、その人が持っているもともとの質でしょうか?

受講生:
部分的?

黒木:
部分的その人の資質がある。じゃあ、あとは?

受講生:
育った環境、教育。

黒木:
会社としては、そのものをみて、
自分のところの環境と教育いうものがあると思います。
採用のときに、人事などいろいろとあると思うのですが、
うちの場合、面接、採用、研修は、一貫して私がやります。
うちのブランドにあった人材の採用をする。
だけれど、そうは言っていられないくらいに人が足りない。忙しい
これが向かないかな、自分たちの会社の風土、あり方にあわないかなと思う人たち
自分のところの会社にあうかというのを採用のポイントなのですが、
そういうときに、採用する。だけど、たいてい後でひどい目にあう。

やってきて、訪問介護もいろいろとやってきましたし、専門学校でやってきたので、
教育がどんなに難しいかわかっている。
限られた処の中で資質を育てていくことは出来ない。
うちの会社の環境とか教育とかいう風土。それがこういうものをつくりだしていくんじゃないのかな
と感じることができました。

あわただしく仕事をして、おざなりにサービスをしていくと、
人罪の場合、すぐにクレームとなって返って来る。介護のいいところは現場に直結をしている。
トラブルとか、クレームがあったときに、会社の中で真剣に考えました。
なぜこういうことをおきたのか。しかしのときに本人の資質のせいにしたらだめ。
やはり、システムのあり方に問題があるんじゃないかなと。
自分のところが専門職といのでこだわりすぎていて、新しい人がきたときに、
当然できるだろうと思ってやらせるとまずい。
もう一度、教育の在り方を変えるとか、職場環境を変えるとか、
給与体系。人事制度を変えるとかそういうのをいじっていって、そこで、今、人罪はなくなった
。またその人たちが望む仕事のありかたができるような、1級の資格ととりたいとか
給料がこのままがいいとかそういうシステム、教育のあり方、報酬の在り方を作っていくように
この人たちのためになれるようにというのでやってきたのが今年です。
今年が4年目です。

そういうので人材をやっていくのですが、
このときに、一番ポイントとなるのは
@人材育成は、理念や方針が職員全員に浸透していないとだめ。
100人のサービスの質をもとめていたら大変。うちの会社は、こうです。
という在り方を、もう文書化してしまって、それをみんなで共通認識を持つと。
それに合わない人はやめてしまってかまわないと。そこで仕切り直しをした。

なぜかというと、片岡さんが社長になったから。なぜ社長になったかというと、
2年が終わった段階でなっていただきました。

私が引き受けて数ヵ月後、前の社長が突然静脈瘤が破裂し、生死の境を何度もさまよい、
後にだれか引き継がなきゃと。あの社長を見ながら、経営者って、なんて大変なんだろうと
私は思いました。職員に対する責任、出資に対する責任。
病気になったからやめればすむというのでない。
本当に苦労していらっしゃる姿を見てわかりました。
人材派遣の会社は、大手が買収して話がついたのですが、
ハーティーケアも大手の会社が買収したいと言われたが、私自身が企業で働いておりましたので、
大手の会社は、地域の福祉にはあんまりあわないこともよくわかっていた。

サービスは、地域で求めるものが違う。大手のワンパターン化されたところは
利用者の満足を得られなうというのと、うちは特化のサービスというのでしてきたので、
大手に吸収されるのは難しいと思っておりました。
君が社長になるかだよといわれでも、私は社長はできないといわれて
そこで、片岡さんと話をして、片岡さんもコミュニティビジネスという点では
様子を見るということで役員をしていただきまして、
そこで2年目終わった段階で、社長交代してというので、なぜできたのは、
私が3年間は社長に金を払わないと言ったからだろうと思う。
給料も払わずに社長になる人はいない。
それでいいですよというので引き受けていただいたのですが、
片岡さんは自分の方針をはっきりとさせている。僕がするなら、厳しいよという。

働くする人が経営を担いなさいという形。そして、株を持ちなさいという形。
みんなで働く人の会社にするんだよというので。あがった利益は3分の1は従業員に
3分の1は社会貢献。3分の1は先行投資。
これでいいなら引き受けるといわれたので。
みんなに説明をしたらいいよというので。

私は、これは大変なことになるな、と思って、今までのやり方では、対応できない。
片岡さんの経営理念を聞いて、それに私たちが沿ってやっていけるかを、もう一度問いかけをした。
それと福岡市の第三者評価をするいうになって、それにマニュアル化が必要
それでもう一度あり方を考えましょうというので。
みんながばらばらだったことを文書化して納得する作業をしました。

理念、事業理念、事業の方針、職員の方針、
3つつくって、合意しますか?と言って、今年の1月にやり直しをした。
全員がそのマニュアルを読んで納得した。
採用した職員に理念研修というものを3時間かけてやります。
仕事の仕方、こういう場合にはこうする。正規の仕事の仕方、
異常時の対応の仕方、そのマニュアルがあるので全部行う。
最初に職場研修をします。
そのときに大事なことは、介護はサービス業であるという意識を必ず持ってもらう。
介護職はとっても特殊な職業。
みなさんの中で考えている方がいると思いますが、介護は理想。
理想があったり、情熱があったり、純粋にそういう人たちの介護をしたい
そして、それで仕事になればいいなと思っている方もいると思いますが、
それが大変難しい。でもボランティア、善意では解決できないことがある。

一番ショックだったことは、ある業者の方がはいってサービスがはいって
おわりました、返りますといので変えるときに、
手紙を出すから一緒にというので
じゃあ、というのでポストにいくので一緒にいきましょうと。
道すがら、ポストに投函した、しかし心配だからと一緒に帰ったのです。
しかし、玄関でこけた。それに関して、ものすごく家族からも
ケアマネージャーからも怒られた。
どうしてほっておいてくれなかったのですか?
あなたがいくといわなかったらいかなかったです。
しかも業務外だから。保険は成立しません。
ああ、こういうことかと思った、どんなに気持ちがあっても、業務として分けていかないと、
自分たち自身も木津筑紫、働く人に対しても不遇。
今回はかるかったので3日間謝っていってなんとか大丈夫でした。

ヘルパーさんを怒るのも気の毒。しかし会社としては、結構損失をこうむる。
これが仕事なんだと。介護をサービスにするなら、対等な対価をもらって、
それに応じたことしかできない。それがきっちりしないとだめだと。

たとえば、大阪でこういう事例があった。
糖尿病で、糖尿病薬を飲んでいる。

ヘルパーが訪問を忘れた。とういうことは、食事を食べずに薬を飲んだ。
低血糖発作を起こして病気になった。
ものすごい損害請求になりました。
たとえば台風でいけなかたとかというので
そういうのであるので、契約書を変えた。
天災で行けない場合に起こった事故は対応できないと入れました。
それを損害賠償請求されたら大変なので。

本当に、現場にいる人間から言ったら、本当につらい。
これもいけない、あれもいけない。しかし、それをしないと、ヘルパーさんの身も守れないし
会社もできないと。

だけでも、NPOとかはやっぱりそれをする。それを利用者が求めている。

時間が終わって、前の人は30分くらい延長してやってくれるのよと。
それを求めてくる。それがいいヘルパーさんだと思う人が多い。
介護タクシーの問題もある。ヘルパーさんが車に介護者を乗せて買い物に
行くことがよくある。してはいけないこと。
それで例としては帰りに奥さんを後ろに載せて事故にあって、奥さんが外に飛び出して
死んでしまったのです。しかしヘルパーさんには保証がない、してはいけないことをしたのです。
でも、乗せていって、と必ず言う。
それはできない、というと、怒られる。
こういう風にサービスというのは、
意識を高めて、専門職として、
ボランティアではないという意識をきちんと言わないとだめだと。

この間採用しようとしたヘルパーさんがこんなのか介護でないといわれた。
気持ちはないんですか、といわれた。
気持ちはあっても、できないんだというスタンスをとる。

そうなると、フラストレーションがたまるので、NPO基金をつくった。
3分1は社会貢献といので、介護保険ではできないサービスを利用者に提供してやる。
お花見にいったりとか、ヘルパーもそのときは、お茶をおごってもらったりして
本当はしてはいけないのですが、そのときは、気持ちよくもらって。

法的なところでは解決できないところをNPOでする。
これが利用者にも横ばれて、へルパーの人もよくて。
これもまた、片岡さんの提案。

そういう形でしていかないと、介護の業界は危険。
NPOの失敗事例だけ話しますと。

あるNPOが相談に来た。とっても困っているが、買い取ってもらえないか。
もともと料理屋さん食堂経営をしていて、自分たちでNPOを作って介護事業をしているのですが。

NPOの場合、資金があんまり必要ないので、なんとなく始まって、
ある一人の理事にだけ借金がかさんで500万円になった。

他の理事はいいたいほうだいで、実務の人が
文句を言われ、金を出せ、とかで、これ以上言われて無理だからというので
買い取ってといわれた。
そういとき、もう一度立て直したら、といったら、清算することもできないと。

たとえば、介護の経験があるから、とかいうだけで、こういう事業に踏み出すと、
とんでもないことになる。
結局、うちの会社も2400万円の資本金で始めたのですが、1,000万円借りて、3400万でやって。
それを利益を出して、黒字転換したのですが、資本力がないと、介護は手を出さないほうがいい。

そうじゃなかったら、働く人に求めてしまうため、質が悪くなる。
働く人の労働環境が悪いと、サービスの質が悪くなる。
介護というのは人のサービスなので、サービスに行く人に不満がいかないシステムを作ることが
できないと介護は難しい。共有のありかとシステムのあり方をちゃんとしておくことが
仕掛け作りとして必要になる。

金子:
質問は?

質問者:
ありがとうございました。
参考になるお話でした。
従業員45人は資格を持っていますか?
国家資格?

黒木:
国家資格が必要なのは介護福祉士。一級資格と2級資格は。県で通じる。
その資格がないと従業員になりません。全員資格は持っている

質問者:
今ボランティアで、精神医療のお手伝いをしている。
そこで一番困ることと一緒ですが、
完全なマニュアル化は難しい。
45人の方が教育を受けられて、仕事の内容を
したときに、ハプニングが起きたときのシステムは?

黒木:
普通のサービスは普通対応でありますが、
異常対応についてある項目があります。
非常時対応として、判断基準を明示している
どの段階で、ヘルパーが判断できるか。

必要性と、安全性と付加性(後のサービスの状況で)と
この状況であれば、会社に連絡する、
この状況であれば、ヘルパーがやっていいと
それをマニュアル化し、全部事例を挙げてやっている。

質問者2:
大変失礼な質問ですが、
経営理念、事業理念、もうひとつお願いします。

黒木:
持ってきましたよ。言われるだろうと思って。

こうやって、マニュアルは全員に渡している。
現場にいつも持っていく。
緊急時対応マニュアルというので。

<片岡さんの経営理念>
@ハーティケアーを面白い会社で。他社にない独自の実験
働く人が株式を持ち経営者を雇っている。
A介護保険制度は活用しますが、社会格差の貢献のためにNPO
ハーティケア基金をします。
B先進的取り組みとして、ITケアをする。
ITを活用した総合的なサービスを。

こういうハーティケアは福岡から日本に発信するサービスに。
一緒に介護サービスの質をたかめ、社会問題の雇用創出をしていきましょう
というものです。
というのが、片岡さんの理念
私たちはそれに賛同して日々働いています。


パネルディスカッション>>>

人を育てる組織つくりで大切なのか?

黒木:
組織つくりといので話をします。
組織を考えるときにヒエラルキーの形があると思います。
△の形で。下から考えると利用者。その次に現場のスタッフ。そして管理者。経営者と
いう形でいますよね?それで介護会社は反対なのです。
まず利用者。現場のスタッフ。そして事務、管理者。そして社長。

これが介護では普通なのですが、うちの会社が違います。
まず一番上が利用者なのですが、その次はみんなが全部現場に入ります。
現場がわからない人がいたら難しいのです。組織の理想論だけで動かされると大変。
それだと現場の人間がモチベーションが下がる。従業員のモチベーションをあげるためには。
一職員にならないとけない。どんな人も最初は素人なのです。
130時間研修うけてやるので、ぽんと行ってしまうのでしょうがない。
例えば、心筋症で薬をうつのですが、いきなりその人が
どの薬か本人がわからなくなる。そのうちに呼吸がとまってしまった。
ヘルパーが本当に真っ青うになってしまった。そのときに
管理者が電話で瞬時に説明しながら対応していく。

現場の本当の怖さ、何が起こっているのか管理者がわかっていないと管理できない。
管理、事務職員は現場に入っています。入っていないのは社長だけ。

こいういう形で全員が現場をしっている。これがうち会社ができたことなのです。
これが管理能力があるとか、現場能力があるということ。休んだ人が
穴生めに入らないと意味がない。みんなヘルパー資格がある。
ヘルパーをしたんくないというのであったら、
どれだけ優秀な事務職であっても、雇いませんでた。

180人から200にが1つの壁。180から200が利用者。常勤が13名。
32人が現場の常勤。組織つくりとして、ヘルパーの安定が不可欠。
自分が怪我をしたら給料が減る。利用者が病院にはいったら減る。
自転車で事故にあったり、肉体をつかって腰痛とか、それぐらい肉体が大変。
だから保障システムをちゃんと作っています。

私は普通の専業主婦でした。勉強しながら、社会福祉の資格をとって祖父の介護で
いろいろと苦しんだので、在宅の介護の必要性を感じたのです。
志があってその人たちが集まっても難しい。組織つくりをしていくときに、
自分が自立をしないといけない。依存をすると失敗するなと。

人材紹介とかいろいろな企業の立ち上げをしてきたのですが、全部お金をもらってきませんでした。
それによってわかったことは、1つ。責任を取れない。お金をもらっていないから。
責任を取る立場でない。しかし、アドバイスはできる。
しかし、あぶないよ、まずいよというそのときに口出しができないのです。
人間関係でそこは難しかったなと。
いい人紹介してというのでいい人材を紹介しました、が
その事業がその紹介とた人間関係でうまくいかなくなりそうなとき自分が甘いなと。
善意だけでアドバイスしてもだめ、人を紹介してもだめ。
まずいと思ったときにいえない。お金をもらってして、ちゃんとやらないとだめだと
やっとわかった。
専業主婦のとき、地域で反対問題をしても、責任をとるという覚悟ができていなかった。

この会社をするときに、お金をもらってやったことによって責任をもつことができた。

自分の責任というスタンスをもって人と連なっていく
ここまでという範囲をはっきりする。商品開発に関わるのですが、
全部お金をとらないので、結果的に気の毒な結果になってしう。
いろいろというと結局お金をかけてもいいのができなかったりする。

今は、相談にのってほしいというとき、責任はとれないよというので、
そういう形で相談される場合は言ってやっています。

人を育てる能力は人を動かす能力と一緒。
相手を納得させる能力。多数の考えを一緒にするためには、
いろいろな話をする手法が必要。この人にあった説得方法。
釈迦の説法もそう。相手によって特性も違うし、相手の望んでいること
相手は何を考えているのかということを考え、自分のだけというので
いくと失敗をするのではないかと思います。